発足年度 | 平成5年(1993年) |
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メンバー数 | 56人 |
活動テーマ | 高齢者による住みよい地域づくり |
平成5年に発足して以来、高齢化の中で会員数は増加傾向にあるにもかかわらず、活動実績としてはマンネリ化の中で、必ずしも充実した成果が見えて来なかった。
そんな中で、ここ数年前から役員の刷新、男性会員の参加と増加、自治会活動との協調などの改善に努め、具体的な活動計画、地域に貢献できる問題の改善に取り組み、会員の活動への参加率の向上、連帯感の芽生えに結びつき、活動が定着した。
高齢者の団体であるがゆえ、個人の体力・能力に応じた役割分担に特に意を用いた。
例えば、花壇の設置には(イ)苗や土を用意する人、(ロ)プランターへの植え込み作業、(ハ)正門周辺の清掃を担当する人、(ニ)朝の水撒きの担当、と出来る事を出来る人がやる事で、全員参加と活動の継続性を図った。
子どもたちとの共同作業(農業体験)の中で自然と挨拶し合う協調が町内に生まれ、いままで自治会活動等に比較的無関心だった若い父親が有志として「収穫祭」(刈り入れ)に車両提供や農業作業に加わる等の気運が高まりつつある。今では、自治会活動も老人会を抜きには考えられない状態となった。
かつて会員の方々が経験した職業は多種多様にわたっていて、その体験の中から農業(児童の農業体験への指導)、自動車工場(防水用器具の補修や管理)、建設会社(舗装等コンクリートの取り扱い)、と見事に任務分担され、整々と作業する姿は、私たち町民にとって大きな励みとなっている。