平成17年度「コミュニティ活動賞」優良賞受賞

風を活かしたまちづくり

御前崎市・御前崎エコクラブ

発足年度  平成10年(1998年)
メンバー数  40人
活動テーマ  快適な生活環境の整備

風を活かしたまちづくりをめざして

「御前崎エコクラブ」は平成10年1月1日静岡新聞に風力発電が10基並んだ御前崎港のイメージ図が掲載され、それに共感し、“風を活かした街づくり”を夢みた仲間が集まり、環境を守り、育てることを目標に活動する、老若男女を問わない自主的なグループである。近年は、環境問題だけでなく、豊かな地域づくりをめざし、さまざまな実践活動を通して地域づくり、仲間づくり、人づくりに励んでいる。

公園の整備からリサイクル活動まで、様々に活動(写真:あした葉」料理普及のため、苗付け作業に大わらわ

れていた御前崎港中央公園、約7千坪の環境整備、美化を進め、子どもからお年寄りまで楽しく憩える場づくりを行った。自然を残しながら、枝打ち・草刈りを実施し、役場や土木事務所、町民の善意で花や実のなる木を植え、水が漏れていた池にシートを張り、ビオトープ化し、現在はメダカなど水辺の生き物が泳ぎ、小鳥がさえずり、あたりにはタンポポ等などのかわいらしい植物が咲き、よみがえった公園となった。
 夏と冬の省エネに家族で具体的に取り組み、子ども達にはポスターを描いてもらい、双六や紙芝居などで市民に啓発している。
 買物袋を使用し、ごみ減量、リサイクルに取り組み、エコライフ普及推進に励み、食文化についても添加物の実験をしたりして子どもたちの支援をしている。
青少年に環境体験学習支援、海、山、里の贈り物、公園にて生産する作業の指導、野の花、緑を増やす。いろいろな場所で喜ばれている。
 オーストラリア、ブラジル、韓国の学生と一般市民の交流の場を設け、異文化に触れる機会をつくり、国際交流活動を実施している。
 地域の講演会はもとより、他地域や他団体の主催事業に参画し、情報を取り込み、異文化に触れる機会をつくり、共に学び行動に移すよう試みている。
 イベント等で御前崎ならではの産物(あした葉、多肉植物、貝など)を展示販売し、地域特産品のPRに努めている。
 御前崎、浜岡、榛原、静岡など各地のイベントに積極的に参加し、観光PRもしている。

苦労したこと、工夫したこと

・四季折々、海・山・里の物をいろいろな場面で用意し、いつどんな要望が団体からあっても、体験学習支援ができるよう、常に準備をしている。
・会員、地域の人づくりが大切なため、情報を広く共用するため、講演会、イベント等に多くのメンバーが参画している。
・土木事務所とのエコパーク協働作業

影響や成果(写真:子どもたちと蒔いた菜の花の種が、見事に咲いた


■人づくり、レベルアップに励む中で、地域の人達から相談などを受けたり、日常の会話が増えたり思いやりのある住みよい地域づくりにつながっている。実践活動の積み重ねにより、やればできるというメンバー同士の共有感が生まれた。
■エコパークや地域の花壇が、みんなが集える意味ある場所になった。
■各メンバーがそれぞれの立場や役割で役に立つ人づくりができ

これからの活動

・地域づくり−講演会、ワークショップの開催
・研修−環境フェア参加
・学習支援−海・山・里の贈り物クラフトづく
・公園整備−体験学習、春・秋の七草手入れ、芋ほり、ビオトープ゚づくり
・会員の中にコミュニティカレッジを修了した人が9人いるのが心強い。
・地域の困った問題の相談に乗り、会員が解決することも多く、喜ばれている。


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