2013年度 地域活動情報

NO. 133 市町名 伊豆の国市
活動内容 郷土芸能、伝統行事の保存継承・祭典

寺院の祭りで地域ににぎわいを

主催団体名 本立寺護持会 万灯講
代表者名
宇田徳孝さん
開催月日 平成251012日(土)15:0021:00 
開催場所 伊豆の国市韮山地域中心部(江川邸周辺地域)
趣旨・目的  日蓮聖人入滅の日に、近隣地域を華やかに飾りつけた万灯で行進を行う。道筋の家々の人々が門前に現れ、夕闇の中、優美に流れる枝垂れ桜のような姿に祭りの気分を味わう。雰囲気を盛りたてる様に、纏の演舞や鐘、うちわ太鼓の響きでしばし祭はにぎわう。
活動内容  日蓮宗の宗教的行事であるが、当地の本山である本立寺を中心に近隣の同宗の寺院から繰出された万灯行列が夕暮れの田園地帯を練り歩く。途中広場に集まり、各万灯講が自慢の纏の演舞や笛を奏で鐘や太鼓ではやし、祭は最高潮に。枝垂桜を模したいくつもの万灯の放つ優美な明かりは見事である。
 更にその後、本山に結集した各万灯講は本殿入り口で経を唱える貫首の前で日頃の練習の成果を華々しく披露し祭りの幕を閉じる。
 この万灯は、「お会式の魂」「日蓮聖人の御霊」と言われ、また白やピンクの和紙で折った花は、枝垂桜のように七重八重に飾られ、聖人が入滅の時10月なのに時ならぬ桜の花が咲いたという伝えによる。
付記  神社の祭では、地域の氏神を祭り氏子として参加者を神社に集めるが、寺院の祭りの主体は、檀徒が全ての準備を行いまちなかに繰出し、一般人を巻き込んだ広域の祭りとなっている。
 沢山ある宗派の1つを取り上げ、地域では恒例の秋祭りとして知られる万灯講を取材しました。今年も大変にぎやかに催すことができました
 
情報通信員 小川昌年

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