NO. | 134 | 市町名 | 伊豆の国市 |
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活動内容 | 郷土芸能、伝統行事の保存継承・祭典 |
主催団体名 | 多田区自治会 | ![]() |
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代表者名 |
長澤久夫さん
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開催月日 | 平成26年1月12日(日) 13:00〜20:00 |
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開催場所 | 山の神社、多田公民館 | |
趣旨・目的 | 山の神講(山の神参拝と二杯盛りの儀式)は、五穀豊穣の祈念としっかり働けるようご飯を沢山食べるための儀式で、この地域に古くから伝えられた伝統行事。 代々神職を務めた梅原家の祖先が、北条早雲から400町歩の山林を「まぐさ場」として与えられ、健康でよく働き、長生きしたことにあやかり村人が始めた行事といわれている。 |
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活動内容 |
400年余り前に始まった本伝統行事は年2回開催され、山の神社に区役員が供物を上げ参拝の後下山して公民館で儀式を行う。出席者は地区の各役員、氏子、小学6年生及び来賓。 二杯盛りは、床の間に祀られた大山氏神と天照大神に全員で拝礼した後、区長や来賓などの挨拶があり、「ちらし」と呼ばれる夕食が始まる。神酒を酌交わして座が盛り上がった頃「二杯盛りを始めます」の合図で2つの茶碗にいっぱいに盛られたご飯を1つの茶碗に重ね、一斉に食べ始める。「ちらし」の後で更に2杯分を平らげるのは大変であるが、残すことは許されず全員が完食するまで座はお開きとならない。かつてはこの後一晩中相撲をとったとか。 |
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付記 | 伝統の行事を子孫(小学生)にも伝えるべくしっかり継承していくこと、「腹が減っては戦は出来ぬ」で、しっかり働くには沢山食べて体力をつけるという合理性と山の神参拝の折、供え物の一部を周囲に置いて神社を守る獣との共生も図っている。 市長と教育長は来賓として参加。お二人とも初めてであったが、お一人は茶碗ならぬどんぶりの二杯盛りを完食、拍手喝采でした。 |
情報通信員 | 小川昌年 |
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