NO. | 125 | 市町名 | 富士市 |
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活動内容 | 伝統行事の保持継承・祭典 |
主催団体名 | かりがね祭り実行委員会 | ![]() |
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代表者名 |
祭り実行委員会長 勝亦正巳さん
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開催月日 | 平成23年10月1日(土) |
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開催場所 | 富士市松岡かりがね堤 | |
趣旨・目的 | かりがね堤は、遠くから眺めるとその形が、雁の群れがくの字型で空を飛んでいる姿に似ていることからかりがね堤と呼ばれるようになった。かつて富士川は、たび重なる洪水にみまわれ人々の生活を脅かしていた。このため、堤防を築く工事を親子3代にわたりこの富士川の流れを変えるべく難工事にたちむかった。 工事は困難を極め、河川の氾濫を最小限に食い止める最後の手法として、富士川の渡しから川を渡ってくる1,000人目の旅人を人柱として葬ったとされている。1674年に完成し先人の偉業を讃え、また工事に関わった多くの人々への祈りを、かりがね堤祭りとして供養をしている。 |
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活動内容 |
この祭りは、工事に関わった3代目の古郡重年の没後の300年を捉えて古郡親子の偉業を讃え築堤や氾濫の犠牲者を弔うと同時に郷土遺産の伝承と、河川愛護意識の高揚を図ることを目的に昭和62年から開催された。 現在は、黄檗宗瑞林寺で古郡氏の供養墓参りを行い開催を報告する。 夜の部で実施される投げ松明は、一般への参加者を広く募集し、地域だけの行事に留まらず市全体の参加型行事として注目を浴びている。 また、この投げ松明は、高さ10メートルから20メートルの柱の先端に設けられた「じょうご」と呼ばれる籠に火の付いた松明を投げ入れ、大きな火の玉が飛び交う松明は圧巻で、市民約200人が参加し、近辺都市では見ることの出来ない江戸時代から伝わる伝統行事でもある。 |
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付記 |
この祭りは、郷里の発展のために3代にわたる先人たちの歴史的な偉業を後世に伝えていくことを重視した祭りとなっている。広い会場は、夏に種をまいたコスモスを地域が一体となって育て、水まきから周辺の草刈りを交替で行い、子どもを含めて郷土愛への精神を醸成する重要な役割を担っている。
プログラム等は、小中学生がメインとなりステージを盛り上げた。かりがね護所太鼓と手筒花火の競演も見ものの1つである。 |
情報通信員 | 幾見泰世士 |
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