市民が取り組む桜を守る活動
情報通信員:片山愛司
大知波桜を守る会
地域の活性化自然保護・保全活動 湖西市
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代表者名
寺脇精二さん
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開催月日
全3回 12/15、1/11、2/9 (勉強会)
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開催場所
おちばの里親水公園、大神山八幡宮
178
号
趣旨・目的
桜守研修会を通して、桜の状態調査と手入れの仕方を学びながら、桜の保護保全に生かしていくことを目的としている。
活動内容
桜の手入れや苗木の育成に取り組む住民グループ「大知波桜を守る会」では、プロに桜の手入れ方法を学び、仲桜守りの仲間を増やす活動を行っている。
多くの皆さんが花見を楽しむ桜だが、植樹した後は特に手入れをすることなく放置されていることが多い。その元気のなくなった桜に手を入れて再生していくことを目的に3年前から専門家を招き「桜守研修会」を開催している。
今年度は全3回実施。神社や公園など市内各地に植えられた桜の状態を見ながら、より良い手の入れ方を講師のアドバイスを受けながら参加者が話し合って手を入れていった。参加者はのべ44人。
桜は、剪定したり肥料をやったりして手を入れないと寿命が短くなる。そのために「桜守(さくらもり)」をしていくことが大切となる。今後は、桜守をする人を増やしていくように、行政とも協働して取り組んでいきたい。
活動の特徴
会では、2月に開花する大神山八幡宮に植えられた早咲きの「大知波桜(オオチバザクラ)」の原木のから苗木を増やし、市内外に植樹をしてきた。10年間で挿し木により増やした大知波桜は250本余りになる。10年後、20年後には、知波田地区が桜の名所になって地域の活性も目指している。
大神山八幡宮の原木は、ライトアップして夜桜も楽しんでもらっている。
研修会を開催して3年になるが、今後は行政と協働して、より多くの桜守を養成するとともに、元気のなくなった桜を再生していきたい。
今年は開花が一カ月ほど遅れている。