福田コットンプロジェクト
情報通信員:安部詠司
遠江福田懇談会 福田コットンプロジェクト
地域の活性化その他 磐田市
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代表者名
大島たまよさん
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開催月日
毎月最終土曜日
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開催場所
福田南交流センター前の畑
178
号
趣旨・目的
「衣・食・住」と言われるように服(布)は文化生活の要ですが、今私たちの暮らしからはその生産現場が遠くなっています。遠江地区はかつて木綿の産地として栄えていました。この福田の地も江戸時代より綿花の栽培と木綿布の生産、さらには別珍・コール天の大生産地として町の発展に大きく寄与してきました。かつての歴史を学びながら、綿から糸へ、そして布への工程を、土から体験する機会を設けることで、「衣」への学びを深め、地域のきずなを深めていきたい。
活動内容
畑での綿の栽培(作業)・室内での綿から糸への作業(体験)・布の理解のための座学(学び)の三本柱を基本に、4月から定期開催してきました。
(作業)では、綿の栽培は初めての方の方が多く、昨夏の暑さは苦痛でもありましたが、収穫には驚きや発見の喜びがありました。作業中には地域の通りがかりの方にも関心を持ってもらえました。
(体験)は綿繰りやごみ取といった単純で地味な作業が多いですが、手と同時に口もよく動かし、メンバーそれぞれの良き交流の場ともなりました。
(学び)では、基本的な繊維や布に関しての学びを中心にしましたが、まさに「布の歴史は人類の歴史」そのものであることを実感できる機会になったと思います。今後はこの地域における織物産業の歴史に軸を移していきたいと考えています。
活動の特徴
(作業)(体験)(学び)の三本の基本で、木綿への理解を深め、地域の歴史を掘り起こし、先人の知恵を次世代につないでいきたいです。
今年から畑を増やし、本格的に糸づくりに入っていく予定です。