深夜の山寺大賑わい 智満寺鬼祓い
情報通信員:池田 弘
千葉地区住民と智満寺
郷土芸能、伝統行事 島田市
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代表者名
北川教裕住職
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開催月日
平成31年1月7日(月)22時~
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開催場所
智満寺本堂
154
号
趣旨・目的
寺と住民が一体となって新年の行事「鬼払い」を行い地域活性化に努力。
また、智満寺の伝統文化を継承し続けている。
活動内容
千葉山(標高496m)の山中にある智満寺は、戦国武将の帰依された天台宗の古刹である。重要文化財の本堂、ご本尊の千手観音菩薩は60年に一度の御開帳が行われている。
千葉地区住民が住職とともに毎年深夜に天正から伝わる儀式を継承している。読経が続くなか、お堂内が真っ暗になる。けたたましく鉦の連打が響く中、松明をかざし暴れる赤、青、白の鬼が現れるが、読経の法力により退治される。無病息災、厄除け祈願をする新年にふさわしい伝統行事である。
この行事を支えているのが、千葉地区住民。少子高齢化が進む中継承に努めている。
活動の特徴
人里離れた交通に不便な小集落ながら、毎年寺と元日からの法要行事と締めの鬼払いを行い、住民と参加者の平安無事を祈願する。
地域住民は、山道周辺の倒木処理、石仏の管理等、環境美化に努め来訪者へ地域の魅力を伝えている。