クマガイソウの守り人として人生を共にしつつ増える仲間!
情報通信員:加藤和男
倉真クマガイソウ保存会
自然保護・保全活動 掛川市
-
代表者名
佐藤典雄さん
-
開催月日
-
開催場所
掛川市倉真地区内
178
号
趣旨・目的
絶滅危惧種であるクマガイソウの群生地として存在し続けるために、その保存方法やその属性の学びを通して、地区の土地を適性地化させながら個体数も増やす。そして、倉真の地名を高めるとともに訪問者を喜ばせたい。
活動内容
倉真地区内にはクマガイソウが群生する場所が多数あるが、子どもの頃に比べるとその場所や個体数が減少して来ている。そこで、比較的見学に行きやすい群生地を公開して、独特な花形を見て喜んで欲しいとの思いで、絶滅危惧種であるが敢えて群生地の場所を公開し、新聞やTVで情報提供をしている。公開後1年経過したが現状維持が出来ていて、県内各地からも多数の訪問者があり、不思議な花形に感動して「ありがとう」と感謝の言葉を聞くと「公開して良かった」と思う。群生地が杉、竹の自生地で保存・繁殖にはそれなりの工夫が必要で、実験的に菌種の専門家から現地で指導を受けながら菌根菌を利用してその繁殖の様子を観察することにしたので、次年度が楽しみである。なお、クマガイソウを通して自然保護や桜を愛する団体の方々へと輪が広がり、この時期現地で交流できるのが喜びです。
活動の特徴
昔からの知り合いが中心になり、日頃から保存を検討するなど、地域の特性を生かした活動をしている。
倉真温泉があり、アサギマダラが生息し、フジバカマを頼りに渡りの休みどころとしても有名な地区です。
代表の佐藤さんは、メディア関係の職業歴を生かして映像の保存をしてアサギマダラの生息地として価値を高めることの貢献されている。