趣旨・目的

地域文化としての地引き網漁を保存していくとともに、後継者の育成の努めていくことを目的とする。

活動内容

豊かな自然の残る風光明媚な砂浜のよさを実感していただくとともに、伝統漁法である「地引き網漁」を保存していくことに取り組んでいる。 白須賀海岸で行われていた地引き網漁は、昭和30年代には漁獲高の減少とともに衰退していった。その後、観光漁業として細々と活動してきたが、担い手の高齢化とともに継続が困難となったため、地域文化として残そうと地元民の11人が１年間の準備期間を経て、白須賀地引き網保存会を設立した。 生活の変化とともに、白須賀海岸の砂浜の必要性が薄れてきた地区民にとって、地域のよさを実感する機会となっている。 6/1には、白須賀地区自治会連合会から依頼があり、地区住民を対象にした地引網漁を開催。100人程が参加し、「みんなで力を合わせて網を引いて楽しかった」「魚を触ったらざらざらしていて気持ちよかった」などの感想が聞かれ、地域に残された地引き網漁のよさを改めて実感する声が聞かれた。今後も地引き網漁に関わっていきたいという若い世代の声も聞かれ、地域文化の継承に明るい未来を感じた。

活動の特徴

地引き網体験を無料で行うことで、遠州灘の砂浜で地引き網を体験しながら、その楽しさやおもしろさを実感することができる。また、他団体や地区民が関わることで、若い世代が興味・関心を高める場になっている。 遠州灘の砂浜が広がる白須賀地区の自然環境のよさを実感する場となり、地引き網に若い世代が直接関わることで、少子高齢化対策にも寄与できるイベントと考えている。