コミュニティ活動賞

コミュニティ活動賞 審査結果

平成28年度コミュニティ活動賞審査結果発表

優秀賞受賞4団体紹介

用宗の歴史資源を生かした水軍まつりの開催   用宗活性化協議会(静岡市駿河区)

140mochimune2  シラスの水揚げで知られる静岡市用宗港がある用宗地区には、地域活性化を目的に活動している団体は複数あったが、団体間の横のつながりがほとんどないことから、一つにまとまって活動していこうと平成26年10月、用宗活性化協議会が設立された。 そして、地域を代表するイベントを開催しようと協議を重ね、他地域に誇れる歴史があるが、その歴史資源を生かし、そして幼児から高齢者までが一堂に会し、世代間交流を図れる「用宗水軍まつり」が平成27年に創作された。 このまつりで、戦国時代に持舟城で活躍した向井水軍、大雲寺に安置されているマリア観音、城山烈士慰霊塔など用宗の歴史などを再認識するきっかけとなり、まつりを盛り上げる用宗音頭などの踊りを通じて、住民のふれあいも進み、用宗を代表する、地域をまとめるまつりが誕生した。しかも、行政にほとんど頼らず自主的に活動し、「住民主体のまちづくり」の規範となるものである。

いつまでも仲良く“住んでよかった下当間”  下当間ふれあいサロン<一五の会>(藤枝市)

28活動賞藤枝   地区の高齢化も年を追うごと高まっていく中、家の中に閉じこもりがちな人が年々増加の傾向にあるため、孤立防止の手立てとして、高齢者の方々に、気軽に集まれる場を作り、家の中に引きこもらず、「仲間づくり」、「元気になろう」、「生きがいをもとう」を主軸に、平成19年4月に発足した。 ボランティアがその日の講師になり、ミニ体操や時節にあった物づくり、紙芝居、ミニ文化祭等を行う、ボランティアが作る筍ご飯、栗ご飯、チラシ丼等、季節感あふれる昼食を囲み、年7~8回会食会を開催。また、「いちごだより」の発行やラジオ体操、ふれあい寺小屋(ともに夏休み期間)と、子どもたちを対象にした活動も行っている。 長く活動を継続することで、地域の居場所として認知され、平均参加者は41名と、多くの高齢者に居場所を提供するとともに、子供達をも巻き込みながら世代間交流を進めるなど、住んでよかった地域づくりに大きく貢献している。

健康で明るい一体感のある地域づくり  新野未来塾(御前崎市)

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住民主導で魅力あふれるまちづくり  特定非営利活動法人新居まちネット(湖西市)

H28活動賞湖西市  新居関所を中心とした新居の歴史を活かしたまちづくりを進めた「新居関所周辺まちづくりの会」を前身に、町で活動する歴史・環境・福祉等のさまざまな団体との連携を図り、それぞれの活動がより活発になるための必要な仕組みをつくることを目指して、平成22年1月からNPО法人としてスタート。 国登録文化財「小松楼」の指定管理を受託し、小松楼を中心に地域の茶の間(高齢者のミニデーサービス)、小学生の下校時の待合場の福祉事業、小学校の総合学習支援(歴史・文化の講師)、町歩きマップの作成のまちづくりの推進、地域資源を利用したまち歩き、ゆかた祭、月見会コンサートの観光振興と多岐にわたる活動を展開。特に、高齢化が進みコミュニティの関係が希薄となる中、高齢者や小学生など、地域の人々が気兼ねなく集う交流の機会を生み出すなど、単に歴史資源を生かした活性化活動だけでなく、住民のふれあいの場づくりも積極的に展開している。

28年度審査結果

優秀賞(4団体)
静岡市  用宗活性化協議会             用宗の歴史資源を生かした水軍まつりの開催(地域を知る・地域を伝える・地域がつながる)

藤枝市  下当間ふれあいサロン<一五の会> いつまでも仲良く“住んでよかった下当間”

御前崎市 新野未来塾                 ワイワイ ガヤガヤ 町づくり

湖西市  特定非営利活動法人新居まちネット 住民主導のまちづくりで、魅力あふれる地域づくり

優良賞(6団体)
沼津市  浮きウキ子どもクラブ                五感で自然を感じよう

沼津市 小諏訪喜楽会                   人々の繋がりを大切に“みんな”で楽しくコミュニティつくり

富士市 富士の麓deおとなまつり実行委員会 素敵なセカンドライフを見つける日

島田市  抜里エコポリス                  昔の自然を取り戻すために

掛川市  南郷地区まちづくり協議会           地区のペット防災の確立

掛川市  三十川コスモス実行委員会           農地と自然を大切にみんなで育てるコスモス街道
奨励賞(8団体)
三島市  パサディナ自治会        地域内の高齢者を対象としたコミュニティ活動の活性化

三島市  マナビスト連絡会        地域における生涯学習の推進

沼津市  第三地区下香貫連合自治会    エコ活動を通じコミュニティ活動の更なる飛躍

静岡市  草薙の輪プロジェクト      草薙駅前をきれいに飾って、地域を花で盛り上げ、地域住民同士の交流の場とする

島田市  かなやスポ・レクの会      だれもが楽しめるスポーツレクリエーション活動の普及により、地域を元気にする

掛川市  ママバトン           もののバトン きもちのバトン

磐田市  池田南ふれあいサロン      ふれ合おう つながろう 地域の輪-みんなが主役のサロン活動をめざして-

浜松市  湖東団地「すみれ会」      高齢単身世帯や病気等で日常生活に不便をきたしている住民を対象に、共に生きる喜びと明日への希望を与える

審査総評 (伊藤光造審査委員長)

 本年度は11市から18団体の応募があり、結果は、優秀賞4団体、優良賞6団体、奨励賞8団体となりました。

 審査方法は、地域性、主体性、普遍性、発展性、独創性、活動実績の審査基準を基に事前審査を行い、その結果に基づいて審議を行い各賞を決定しました。

 今年度の特色は、従来からの地域活動をベースにコミュニティの充実を図るオーソドックスな形のものと、高齢社会を反映し高齢者を対象とした地域サロンなどを行う活動が多くみられました。また、複数の団体が連携して行う活動が多くなったこともあげられます。さらに、各々のコミュニティを支援する活動(インターミーディアリ-:中間支援)団体の活動が顕在化してきているという特徴もありました。こうした傾向をふまえ、優秀賞4団体が選ばれました。それぞれ優れた特徴をもち地域で素晴らしい活動を展開しておられますので、是非いろいろな団体で参考にして頂けばと思います。

 また、優良賞6団体も、それぞれ地域の特色を生かした特色ある活動を実践されています。こちらも学ぶべきところが沢山あると思います。奨励賞8団体は、それぞれユニークな活動を実施し、分野も高齢者、子育て支援、環境、生涯学習など様々ですが、今後もその活動をさらに充実・展開されることが期待されます。

 なお審査の過程で、今後のコミュニティのあり方に係る議論もありました。高齢社会・人口減少社会がいよいよ進展してきているなかで、コミュニティの維持は暮らしのセーフティネットを維持するという視点でますます重要となってきています。そのキーワードは“連携”ということではないでしょうか? 地域の課題に適切に対応するため、地域内の複数の団体が連携する、あるいは地域外のNPO団体などと連携する、などが大切です。ぜひこのことは、地域団体が強く意識するとともに、様々なNPO団体にも大いにアピールしていくべき課題と思います。

 また、若い方々や女性の活動団体においても、特に地域コミュニティとの関りを意識的に強めて頂き、それによりさらに活動の充実も図られると思います。

 

表彰式  「コミュニティ・フォーラム2017」の席上

とき:平成29年1月31日(火)   会場:グランシップ(静岡市)

 

「あしたのまち・くらしづくり活動賞」への推薦

 公益財団法人あしたの日本を創る協会が全国規模で募集している「あしたのまち・くらしづくり活動賞」に、下記4団体を、平成29年度同賞に本県から推薦する

  • 用宗活性化協議会(静岡市)
  • 下当間ふれあいサロン<一五の会>(藤枝市)
  • 新野未来塾(御前崎市)
  • 特定非営利活動法人新居まちネット(湖西市)
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