地域安寧を願う伝統行事”お経守様”
		
			
				
					
					
						情報通信員:荻野幸宏
						橋本大般若経お経守保存会、橋本地区町内会
						
							郷土芸能、伝統行事							湖西市						
						
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								代表者名
日ヶ崎町内会長 尾崎正義さん							 
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								開催月日
平成 29年 1月 15日(日)							 
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								開催場所
東福寺から各町内の家庭へ							 
						
					 
				 
				
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号
				
			 
			
				
趣旨・目的
				 江戸時代から伝わる伝統行事。風水害、地震災害などから地域の安心安全と無病息災と海上交通安全を祈願し地域の安寧を図る。			
			
				
活動内容
				 町内会の役員、船主、船の乗り子が見守る中、住職3人が厳かに説教を始め、山積みの経典を転経というアコーディオン動作のように1冊1冊読んでいく。
その途中、お経守り人は退席し、女帯、経典、お札を載せた木箱をもって、寺を出て一戸一戸お札を配る行事である。
 この時、お経守り人は、一言も言葉を発してはならなず、黙って家の中へ入り勝手に神棚にお札を納め黙って出ていく。お寺に戻ると話すことが許される。
以前は、600戸余りをまわっていたが、今は150戸余りになった。			
			
				
活動の特徴
				 橋本地区には、4町内会があり当番制で行われている。お経守り人には、通常跡取りの男性が選出される。今年は7人で担当した。
 お札を納めに行く家庭は、事前に申し込みをされた家で、昔は漁業に携わる家が多くどこの家でも神棚があったが、時代の流れとともにかわり納めに行く戸数も減った。
 私が学生時代に初めてお経守り人をした時は、寺で朝風呂につかり精進料理をいただき身を清め、紋付き羽織袴、足袋、下駄の正装をした。現在それらは無くなり服装は礼服へと変化した。