地域松明燈籠の保存と継承
情報通信員:関 富美子
中島燈籠保存会
郷土芸能、伝統行事 焼津市
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代表者名
曽根正紀さん
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開催月日
平成28年8月14日 18:30~
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開催場所
大井川河川敷特設会場
144
号
趣旨・目的
旧大井川町当時地域の連帯感を築き住み良い豊かな地域づくり、人づくりのためにと地域成人学級が各自治会に開設され、途絶えていた伝統行事である「燈籠」を復活させ保存することを目的として設立した。
活動内容
明治の中頃、お盆の行事として、水の犠牲となられた先人たちの霊を供養する迎え火、送り火として始められたが、戦争により中断。昭和55年から熱意ある人達により引き継がれ、お盆に実施する夏祭りの行事として保存することを目的に保存会を発足させた。
今では、自治会全世帯が保存会会員となり、自治会と協働し、子ども会と合同開催となり、無縁仏供養揚松明燈籠上げとして、地域全域の夏祭りとなっている。
さらに、作業を通じたふれあいが、地域の繋がりをより強くしており、子どもたちや青少年にとっては、伝統文化を継承することと様々な人との出会いにより、社会教育、人づくりの場となっている。
活動の特徴
伝統行事のため独創性を大きく打ち出すことは出来難いが、子どもたちには、ポスターを描いてもらい、幼い頃から地域の伝統行事に何らかの形で触れ合うことを大切にしいる。地域に失われつつある伝統行事を地域の老若男女で支えている。高さ10mの燈籠は、小中学生が点火し、15mのものは、高校生以上の人たちが点火しており、火種が先まで届くにはコツが必要のようだった。
今では、大井川下流流域では、燈籠が継承されているものは、この中島地区のみとなってしまった。