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楽しさと学びを届ける浪蔵劇団

情報通信員:関 富美子 浪蔵劇団
  • 代表者名
    山口浪男さん
  • 開催月日
    平成 29年 1月 19・23日  10:00 ~ 12:00  取材時
  • 開催場所
    県内の各地の福祉施設、地域公民館、集会所、小中学校
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趣旨・目的

 地域の人たちに寸劇を通じて、身近に、防犯対策を、また、認知症高齢者への接し方などを学んでもらい、安全で明るいコミュニティづくりを目指す。

活動内容

 平成21年12月に地元公民館で、演題『危険がいっぱい悪質商法~浪蔵じいちゃんを守れ~パート1』の防犯劇を演じたところ好評だったので、それを機会に住民5人で劇団を結成した。団員の年齢は、全員65歳以上で最高齢は代表山口さんの83歳である。その山口さんは、元小学校の校長先生で、地元自治会長も務めたことから、地域での詐欺被害を絶対無くしたいとの思いから、公演を始め今まで県内各地で240回も続けている。  もちろん、小道具、カツラ、背景の絵などは手作りである。 パートⅠの劇では、悪質な訪問販売や還付金詐欺、振り込め詐欺などを通じて、被害者、悪質業者、家族をコミカルに演じ、笑いと学び合いを伝えている。 パートⅡの劇では、演題『認知症高齢者への接し方~浪蔵じいちゃんを守れ』として、浪蔵じいちゃんと家族のやり取りを通じて、記憶障害、被害妄想、徘徊 について、また、ラストシーンは、家族の浪蔵じいちゃんへの回想と感謝など認知症の症状や対応の仕方を学ぶものである。  これまでに、観客からは、「笑いがあって、感動もあって、引き込まれた。」「とても、心が温まり涙も溢れた。」などの声を頂いている。  団員たちは、そんな声を励みに、これからも、ごく自然体で登場人物になりきって楽しく続けていこうと言っている。山口代表は、いつの間にか「浪蔵じいちゃん」が体の中に住み着いているような気がしているそうだ。

活動の特徴

 公演にあたっては、親しみを持ってもらうため、会場を下見して、観客の方々が日常利用している周辺の店や方言を調べ、アドリブでセリフに盛り込んでいる。そのため、会場内は、和やかな雰囲気に包まれユーモアあふれる舞台に、笑いが絶えないし、親近感や一体感が醸し出されている。 平成22年:コミュニティ活動優良賞(静岡県コミュニティづくり推進協議会) 平成24年:社会貢献賞優秀賞(静岡県モラロジー協議会) その他も有り
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