有志の力で水晶山の整備
趣旨・目的
水晶山は狩野川中流域のランドマークで、水晶の産地というだけでなく歴史的な価値も高いため、地域の力で整備し利活用を図ることを目的とする。
活動内容
水晶山は大仁橋上の狩野川沿いの小山で、かつて水晶の産地で川沿いには渡船場があり狩野川の交通の要所でもあった。江戸初期には、金山奉行の大久保長安が、頂上に登り大仁金山の金鉱脈を発見したと言い伝えられている。このように歴史的価値が高く、また伊豆ジオパークのジオサイトとしも登録されている所である。
近年登山道は崩れ山全体が荒廃していたが、平成26年に地域有志が集まり登山道等の改修を行い誰でも登山できるように整備してきた。水晶山を使ったツーリズムや講演会等の開催をしてきた。
活動の特徴
江戸時代から眺めの景勝地として知られ、富士山の眺望も素晴らしいところである。地域の宝として利活用していきたい。
付近は昭和33年の狩野川台風で最も被害があった地域であったので、災害の記憶を風化させないため整備を行い誰でも気軽に登れる山にしていきたい。