地域文庫「ちいさな本の家」私設図書館
趣旨・目的
子どもも、大人も本をより身近に感じてもらい、本を通じ地域交流の場を作っていきたい。
活動内容
平成21年、イトーヨーカ堂の運営する子ども図書館が幕を閉じ、蔵書の一部は子育て支援センターへ受け継がれたが、残りは倉庫に眠ったままになっていた。
そこで、沼津子どもの本を学ぶ会の代表村上さんが、かつて息子さんが住んでいた一軒家を丸ごと提供してくださることとなり、沼津こども図書館(パタポン)のボランティア、パタポン友の会が「小さな本の家」として平成28年に開設した。
定期的なお話会や本の貸し出しだけでなく、工作教室やピアノ演奏会を開催している。2階は、人形劇など上演のスペースがあり様々な楽しみ方ができる。
最近では、農作業の帰り道に通りかかったご夫婦が「何をしているところなの」と立ち寄り、スタッフによる昔話語りに耳を傾けていた。偶然の出会いや口コミから地域の方との交流も広がっている。
活動の特徴
建物を維持するための費用は、全て家主の村上さんの持ち出しである。活動やイベントに関しては市からの助成金が出ている。
今年初めて地区のコミュニティ祭りに参加した。地域みんなの居場所、文化発信の担い手として活躍が望まれる。