歴史を感じる足柄聖天堂に行ってみませんか!
情報通信員:勝亦智子
足柄山聖天堂世話人会
郷土芸能、伝統行事 小山町
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代表者名
藤曲雄一さん
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開催月日
平成30年4月20日 年 1回 大祭 月1回 例祭
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開催場所
足柄山聖天堂
151
号
趣旨・目的
足柄山聖天堂は浅草聖天・生駒聖天と並んで「日本三大聖天尊」に数えられており、地元では「聖天(しょうでん)さん」として、人々に親しまれています。開運、和合、子授け、除病、延命等の霊験あらたかな寺社を守っていきたい。
活動内容
眩しいほどの新緑の中、足柄峠を目指して行くと、途中、すそ野まできれいな富士山が目の前に現れます。富士を右手に見ながらさらに登っていくと、その昔駿河と相模を往来する足柄峠に着きます。
峠には、秘仏の石造、大聖歓喜双身天(石像高さ1.8m)日本三体聖天尊(浅草聖天・生駒聖天・足柄聖天)の一つをご本尊とし、開運、和合、子授け、除病、延命等の霊験あらたかな足柄聖天堂があります。
言い伝えでは、その昔、宮中の女官と武士がこの聖天像に願掛けをして両思いになるという霊験を顕したものの、邪教淫祠の類として役人の手によって空船(うつぼぶね)に乗せて海に捨てられてしまいます。その後、聖天像は相模国のまで流れ着き、土地の者に拾われてふたたび祀られていたところ、弘仁2年(811)、弘法大師空海が見出して足柄山に勧請し、自筆の「足柄山」という扁額とともに奉納したのがはじまりといいます。
足柄聖天堂では、毎年地元足柄竹之下地区の方が4月20日に例大祭を行い、福餅が撒かれるなどして参拝者で賑わいます。足柄山に来ていた方も聖天堂に参拝後、沢山のお餅を拾い良いことがありそうと大喜びしていました。
例祭を執り行っている世話人会の方は、年々参拝者が少なくなって淋しいです。
是非歴史の古いこの足柄に来て、霊験あらたかな神として広く信仰をあつめる大聖歓喜双身天に参拝に来てほしいと言っていました。
活動の特徴
付近には「足柄関所跡」、「足柄城址」、「新羅三郎義光吹笙石」などの史跡があり平安の時代からの歴史を感じた取材でした。