地域住民の守り神 「神座の虚空蔵さん」の縁日
趣旨・目的
無病息災や良縁などを願う唯一の地域住民の氏神様であり歴史豊かな虚空蔵さんを次世代まで末永く伝統文化をつなぎ続けるため。
活動内容
神座集落は、大井川沿いのミカンの産地で、この地に昔は大きな池があり龍神が座していたことが地名となった。ここに虚空蔵尊が建立され24世帯がみまもっている。縁日は、毎年2月に行われ午前中が特に賑わう。参拝者には甘酒が振舞われ、昔の賑わいを取り戻そうと子どものくじ引きを取り入れ頑張っている。
当日、午後からは地域住民の厄除けや病気平癒などを願い、数人の住職により読経が始まり御祈祷する。
なお、虚空蔵さんは言い伝えによると、初代は恵心作の金無垢の地蔵であったが、寺の事情で持ち出され各地を転々とし不明となった。2代目は長身の木仏像だったが盗難にあい現在は3代目である。本堂は、317年前の大火により焼失するなど歴史ロマンの虚空蔵尊である。
縁神様としても信仰されて、近隣の若者が良縁に恵まれるようにと大勢詰めかけ大変にぎやかな時代もあったそうです。
活動の特徴
ミカン畑の中を行く細道は、昔懐かしい田舎の風情が感じられる。境内では参拝者におもてなしをするため婦人たちの接待所、蕗の薹の卵味噌の販売、黒鯛の味噌づけ焼き、手羽先焼き、綿菓子やポップコーンなどの出店があり、和やかな縁日でした。