厳冬海中みそぎ祭り
情報通信員:田邉髙典
二社厳冬海中みそぎ祭り保存会
郷土芸能、伝統行事 沼津市
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代表者名
岩崎英亮さん
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開催月日
令和4年1月10日(月)14:00
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開催場所
静岡県沼津市牛臥山公園 小浜海岸
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号
趣旨・目的
楊原大朝神社の例大祭に先立つ伝統行事(神男として42歳大厄・25歳厄年又は年男・新成人で10人程度) 「祭おこしはまちおこし」として活動
活動内容
愛鷹山は、古来より元富士山と呼ばれ富士山とともに神の山として信仰されていた霊山です。象山(徳倉山)から富士山を望むと、香貫山、愛鷹山、富士山それぞれの峰が一直線に並び、奇しくも拝霊地として伊豆の古代人に大切にされてきました。
創建時代は未詳ですが、鎮座するのが当社、延喜式内社であり、名神大社として三島大社にならぶ格式もつ古社で、発祥は明らかではありませんが、江戸時代には盛んに行われていた例大祭でした。神輿を渡御しながら浜に下って禊を行う「神輿洗いの儀」が執り行われたとの言い伝えがあり、明治維新後も青年団の手で継承されていましたが、先の大戦の空襲で社殿、神輿が焼失し途絶えてしまいました。
2003年に伝統行事である神輿洗いの儀を復活させるため、有志による「みそぎ祭り保存会」を立ち上げ、2013年に楊原大朝神社氏子総代会が主になり、二社厳冬海中みそぎ祭り保存会として祭祀りごとの名称を変えて実施している。
例年700名くらいの参加者・見学者等を迎えて活動をしている。
活動の特徴
大朝神社は牛臥山の北東の麓に鎮座し「山宮大明神」「潮留明神」と呼ばれ、祭神は大日霊女尊で楊原神社と氏子地域を共にし「山宮さん」「山の神さん」として親しまれている。両社は祭祀母体も祭礼内容も共通し、いわば姉妹のような関係である。
戦前は、当日周辺の学校は休日となり、氏子の青年壮年達が勇壮に寒中の海に入る行事で、古式に則り二基の神輿が楊原・大朝・海岸を渡御する。