手作りの「茅の輪」で「茅の輪くぐり」
情報通信員:山田勝恵
飯田八幡神社と飯田東組町内会
郷土芸能、伝統行事 森町
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代表者名
神社総代 稲葉直人さん
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開催月日
令和 4年 7月 31日(日) 年 1回
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開催場所
飯田八幡神社
167
号
趣旨・目的
住民の健康安全を願い伝統の「茅の輪」を作り「茅の輪くぐり」を続けることで住民の結束と地域愛を育む。合わせて茅の輪つくりの技術を継承する。
活動内容
近年、茅の輪くぐり行う神社が増えてきたが、飯田の八幡神社は少なくとも明治時代から住民の健康安全を願い続けてきた。そして飯田東組町内会は、その茅の輪くぐりを町内会の行事として手作りしてきた。
祭りの準備を担う町内会は、茅、藁、女竹、の資材の調達から行う。茅の輪づくり、全戸分の竹串御幣づくり、甘酒の準備、清掃などの仕事を各組に分担し、毎年担当を廻すことで、昔ながらの方法や技術を継承してきた。民俗行事としても珍しい伝統を守りながら活動を続けることで、交流し協力し合い結束の輪がつくられてきた。近年では茅、藁、竹を用意するのに苦労するようになった。
活動の特徴
茅野輪くぐりの日は、8時から茅の輪を作り始める。15時からは儀式が始まる。その後片づけ、祭りに使用した茅の輪や御幣、人形代などを川に流し(最近は流さない)、直会をし、一日で終わる。コロナ禍により例年通りにはできないこともあった。