高齢者の買い物の場づくり
趣旨・目的
「出張ふくの市」を買い物だけでなく住民同士のコミュニケーションの場として根付かせる
活動内容
JA遠州中央豊浜支店では毎週水曜日、農産物直売所「ふくの市」による出張販売が10年前から行われている。当時、豊浜地区長の加藤博信さんは「買い物に行くとなると、車がないお年寄りには辛い。みんなで知恵を出しながら相談する中で、『出張ふくの市』を開店依頼をした。
街の高齢者の買い物の場にちょっとしたスペース設けたことで、住民同士の交流機会も生まれた。また、協議会のメンバーは地元の小学生に向けて、高齢者の買い物支援の体験の機会を設け、大切さなども伝えている。「この地元で育ち、愛着心を持ってくれればいいかなとの思いで、地区の協議会も、福祉にも力を入れている。買い物支援が街全体の活性化になり、この『出張ふくの市』を継続するという思いで活動している。
活動の特徴
ふくの市による出張販売は、近くにあったスーパーが閉店にともない、地域住民が買い物に困っているとJAに相談がしたことがきっかけでスタートしました。
運営には豊浜地域づくり協議会の人達が協力し、買い物だけでなく住民同士のコミュニケーションの場として地域に根付いています。2022年6月からは、出張販売と同時にJAの移動販売車「ときめきマルシェ」での営業も行なっていて、農産物やお弁当、総菜などに加え、冷蔵・冷凍品の買い物もできるようになっています。
地元の豊浜小学校4年生の校外学習としても位置付けされています。
たいへん良い試みと思いました。