昭和から令和へ 川根町遺族会が伝える戦争の直接体験
情報通信員:村松遼太郎
島田市川根町遺族会
ボランティア活動 島田市
-
代表者名
会長:中村稔さん 事務局長:久保田文雄さん
-
開催月日
年 4回ほど
-
開催場所
天王山公園・川根小学校など
176
号
趣旨・目的
戦没者の遺族による慰霊活動と戦争体験の継承
活動内容
川根町遺族会は戦没者の家族を中心に組織されています。語り部活動では当時の暮らしの道具をみせて戦争体験を伝えています。弁当を再現した麦ごはんや昭和17年の新聞を見せると子どもたちの反応が良いそうです。
若い世代や子どもたちにとっては戦争が教科書に載っている歴史上の出来事として捉えられつつあり、実際に直接戦争を体験した遺族会の世代との感覚の違いを感じることもあります。戦後79年が過ぎ、会員も高齢化。直接体験がない次世代への活動継承が課題となっています。
活動の特徴
年間を通じて、4月慰霊祭 8月慰霊碑の清掃・平和祈念事業への展示 秋の仏式慰霊祭 地元川根小学校6年生向けに語り部活動― といった活動を行っています。
8月の慰霊碑の清掃活動では島田市社会福祉協議会の協力で学生ボランティアを募り、一緒に作業しながら遺族会の会員から当時の暮らしや慰霊碑に刻まれた家族の名前について話を聞きました。