地域の歴史文化を学び後世に伝える。
情報通信員:瀧 昌光
麻機村塾
自然保護・保全活動地域文化活動 静岡市葵区
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代表者名
石上恭平さん
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開催月日
第一、第三日曜日午前中に納屋で農具を公開
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開催場所
あさはた緑地公園内 ほか(歴史講座は公園センターハウスで開催)
172
号
趣旨・目的
日本武尊伝説の地、麻機地区にはたくさんのお宝が眠っています。
麻機村塾では地域の歴史や文化など、地域の皆さんと一緒に学び、後世に伝えていきたいと考えています。
活動内容
7月17日に開催された本年2回目の歴史講座は、「年表から麻機を考える」をテーマに、古代から江戸・明治時代まで、どんな時代にどんな出来事が麻機にあったのか、お手製の年表と史跡マップを紐解いたロマンあふれる塾長のお話に、参加者全員が聞き入った。
麻機(あさはた)は麻織物、同市内の服織(はとり)は絹織物、賎機(しずはた)は木綿織物の産地であったことが地名の由来というお話に皆感心することしきり。麻機北の浅間神社と静岡浅間神社との平安時代からの深い関係、民話「沼の婆さん」が「昔むかし…」から始まらない理由など、地元の人でも知らないトリビア満載の内容に沢山の質問をいただくことに。
帰り際に次回(9月10日、沼の婆さんにまつわる話)の講座申し込みをしていく参加者の反応を見て、メンバーの皆さんは手ごたえを感じている様子。
発足当初は、メンバー多数で地域活性化を目指し、地域おこしのフォーラム開催や一芸一能の紹介など、多彩な事業を実施していたという。現在は、県立こども病院向かいにオープンしたあさはた緑地公園を拠点に、歴 史講座や史跡を巡る歴史散歩、地元からお預かりした農機具・古民具の展示・公開、整備した古い農具を使っての親子稲作体験(田植え、脱穀など)の事業を中心に精鋭が活動中。
活動の特徴
水と緑に恵まれた遊水池公園は、植物観察、昆虫採集、魚捕り、農業体験など、親子連れにとって魅力いっぱいの場所です。
活動拠点を得て公園指定管理者と連携した事業(歴史講座、稲作体験、餅つき等)を進めていくことで、村塾の活動に賛同してくれる皆さんが増えることを塾長は願っている。
麻機の歴史や文化を一緒に学ぶメンバー募集中(チラシ)
※公園に隣接するハス池の開花時期は6月~8月。ピンクの美しい花を見に来たら、緑地を散策するのも面白い。(史跡巡りもおススメします。)