守れ!!「百八灯」
趣旨・目的
240年前に始められ、途中伝染病で多くの死亡者を出したことで、以後一年も休むことなく続けられている。
活動内容
ここ岩谷戸地区の「百八灯」は、1772年、堂の守りである濃和尚により始められ、108の煩悩を焼いて清浄にするという意味があり、先祖の供養と火を目掛けてくる田畑の病害虫を一気に焼き尽くす効果も兼ねた行事。
松明は松の根を堀り、切割して針金で縛り、108本の竹に刺して土手に立て一斉に点火。準備は一切子どもたちで行い、点火は男子と限られていたが昨今の少子化により、今では帰省した子どもや孫で守られている。地区の後方に山の神、右手に賽の神、左手に足神馬頭観音と三方が守られているが、前方が開いているため川の土手に「松明」108本を灯して進入しようとする疫病から身を守ったという。
現在では準備をする子供も少なく、お盆で帰省する人々とともに岩谷戸地区全員でこの行事を絶やすことなく、毎年8月15日夜に行っている。
活動の特徴
明治の初め、伝染病により多くの子どもを含む人が死亡したが、その年百八灯の行事を行わなかったためと言われ、以後一年も休むことなく続けられている。