宇津ノ谷の歴史文化を未来に残すために!
趣旨・目的
家並み等の保全をめざし、「美しいまちづくり整備計画」を住民の手で策定し、静岡市の「美しいまちづくり推進地区」の指定を受けました、この地区に残る文化遺産の魅力を再編集し、多くの人が集い、体験し交流できる場所にしていきたい。
活動内容
宇津ノ谷地区は、古代代から中世までは、「蔦の細道」、近世には、「東海道」、そして明治、大正、昭和、平成の6つの道があり、古くから東西の人の往来がさかんにあった場所です。今でも、「旅籠」の風情が残る家屋が立ち並び、古い街道の面影をしっかりと残しています。秀吉の陣羽織、レンガ造りの「明治トンネル」、厄除けのお守り「十団子」、伊勢物語や歌舞伎などの文芸作品の舞台としても有名です。
また、弘法大師作の秘仏「延命地蔵尊」が祀られている慶竜寺、このお寺は集落の真ん中にあり、古くから地域の精神的な支柱となってきました。
毎年8月23日、24日に、地蔵盆という先祖を供養するおまつりが開催されます。そして、21年ごとに、秘仏がご開帳されますが、今年がそのご開帳の年にあたります。
現在、宇津ノ谷は、静岡でも高齢化が加速する地域のひとつです。
地域住民だけでは、伝統文化を継承していくだけの力が不足しています。この地域に思いを寄せてくれる人々が「宇津ノ谷俱楽部」という伝統文化を継承するお手伝いをする団体を結成したので、外の力とアイデアを活かし、貴重な伝統文化を後世に継承していきたいと考えております。
活動の特徴
「宇津ノ谷まちづくり協議会」では今年度は、自治会町内会と連携し、以下の恒例の行事を実施します。
①春の味覚まつり ②地蔵盆まつりと共に延命地蔵尊の21年ぶりの御開帳
③七夕まつり ④秋の味覚まつり
また、 「宇津ノ谷倶楽部」などの各種団体と以下の事業を予定しています。
①地蔵盆の念仏及び21年ぶりの秘仏のご開帳の記録
②ホタル観賞会 ③地蔵盆まつりの際、提供される十団子づくりの講習会