“徳川家康公も愛でた朝比奈粽(ちまき)で地域を元気に”
情報通信員:梅原 仁
朝比奈粽保存会
郷土芸能、伝統行事 藤枝市
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代表者名
鈴木秀樹さん
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開催月日
通年
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開催場所
地元小中学校、朝比奈いきいき交流センターなど
173
号
趣旨・目的
朝比奈粽を地域の宝として、その製造技術を保存伝承し、地域の食文化の向上をめざし、地域を元気にしていきます。
活動内容
朝比奈粽のいわれや製造方法等を地元小学校の体験学習で紹介したり、粽の持つ連戦連勝の霊力を地元中学3年生の受験応援プロジェクトで企画したり、子どもたちへの普及活動に精力的に取り組んでいる。
粽の原材料は、もち米と椿の灰汁とササの葉だが、椿の灰は、大量の椿の枝が必要であり、その確保と燃して灰にするまでの作業に労力を使う。椿の枝の確保は、市広報やHP、SNS等で多数の情報提供をいただいた。灰づくりは、昨年から中学生がボランティアとして一緒に取り組んでおり、粽を介した繋がりが広がっている。
活動の特徴
朝比奈粽は、地元の旧家に残っていた古文書に戦国時代の戦に兵糧として携行し、連戦連勝を重ねた縁起物として伝わり、徳川家康公にも献上され、その製法も記されていた。この幻の粽を復元し、地域の宝として伝承、普及活動に取り組んでいる。