愛鷹の過去・いま・未来をつなぐための活動を
情報通信員:髙村 光
わいわい塾
青少年育成活動 沼津市
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代表者名
重倉初男さん
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開催月日
令和6年4月18日(火),6月6日(木),10月10日(木),11月13日(水)
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開催場所
小学校近くの畑、水田
177
号
趣旨・目的
地域の小学校の課外授業の一環として、コメ作りを主体として、稲作について体験を通して学ぶ機会を提供することを目的としている。対象は、小学5年生。
活動内容
沼津市の愛鷹地区は、もともと農業が盛んだった地域である。しかし、近年は、宅地が増え、農業に従事する人口も減少している。昔は当たり前だった、田植えや稲刈りも実際に体験している子どもはほとんどいない現状である。
「わいわい塾」として、今から20年ほど前に活動を開始したころは、主としてサツマイモの栽培であったが、ほどなく、日本人にとっての主食であるコメ作りが主体となった。学校からの要望もあり、4月に「もみまき」、6月に「苗取り・田植え」、10月に「稲刈り」、11月に「収穫感謝の会」を実施している。
毎月の定例会で、打ち合わせをしながら、除草剤・病害虫駆除・肥料散布等を行い、4月のもみまきから10月の稲刈りまで、メンバーが協力して活動を支えている。課題として、メンバーの高齢化がある。メンバーの世代交代をして、この活動が継続できるよう、工夫が必要になってきている。なお、メンバーの中で、実際に農業に従事している人は数人で、ほとんどが仕事を定年退職した方々である。
活動の特徴
体験を通して学ぶことのために、稲刈りの後、「収穫感謝の会」が行われている。子どもたちが、コメについて自分なりに調べて個々に発表の機会を設けて、わいわい塾のメンバーに聞いてもらい、メンバーからコメントをすることで、改めてコメ作りの大切さを学ぶものである。以前は、作ったコメを炊いて、メンバーを学校に招いて食したこともあったとのこと。5年生になったらコメ作りができると活動を楽しみにしている子どもたちも多いとのことである。
「収穫感謝の会」に実際に参加してみて、子供たちがコメについていろいろな視点から調べていることが分かった。また、昨年は、コロナの影響もあって、体育館でグループ発表を寸劇に形で行い、新聞形式の掲示物を作成していた。メンバーは用紙にコメントを記入する形式であった。